くら寿司、70種類の「大阪万博」メニュー公開 2皿連結の「手つなぎ」仕様で提供
くら寿司は12月12日、「大阪・関西万博」に出店する際の特別メニューを発表した。大阪・関西万博に参加予定の70の国と地域の料理を再現し、回転ベルトで提供する。
くら寿司は12月12日、「大阪・関西万博」(以下、万博)に出店する際の特別メニューを発表した。万博に参加予定の70の国と地域の料理を再現し、回転ベルトで提供する。また、万博に向けた応援企画として、来年2月7日から特別メニューを全国550店舗でも提供予定だ。
70種類の特別メニューは、万博のために開発した。くら寿司の岡本浩之氏(取締役広告宣伝・IR本部長)は「各国の料理をくら寿司流にアレンジするのではなく、再現することにこだわった」と説明する。
カメルーン共和国で日常的に食べられているサバを使ったメニュー「マケロ」や、ドミニカ共和国の魚料理「ぺスカド・コン・ココ」など24カ国のメニューは、各国の大使館と連携して開発した。メニューの選定やレシピの提供、試食など、のべ数百回のやりとりを経て完成したという。
特別メニューはおかず系やデザート系の他、ヴィーガンに対応したものも用意した。価格は現在調整中だが、70種類全て統一した価格にする予定だという。
提供方法もひと工夫している。特別メニューと人気の寿司メニューの2つを一緒に提供するため、抗菌寿司カバー「鮮度くん」を連結させた。連結部分は、2つのカバーから伸びる手がつながったデザインを採用した。くら寿司の田中信副社長は「一体化した鮮度くんを回転ベルトに流すことで、万博に出店する店舗のコンセプト『回転ベルトは、世界を一つに。』を表現した」と説明する。
万博開催に先立ち、来年2月7日から全国550店舗において特別メニューを提供する企画「味の万国博覧会」を実施予定だ。1店舗につき、特別メニューを1種類ずつ提供する。近隣店舗には違う国や地域のメニューを展開し、万博への機運を高めるとともに、複数の店舗への来店を促す狙いだ。
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