2015年7月27日以前の記事
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ドリップもサイフォンも、これ1台で実現 タイガー「毎日飲みたくなるコーヒー」開発の舞台裏透過式と浸漬式(3/5 ページ)

コーヒーの淹れ方には「透過式」と「浸漬式」があるが、1台で両方を可能にしたコーヒーメーカーが登場した。タイガー魔法瓶の「HYBRID BREW」だ。担当者に開発の舞台裏を聞いた。

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ハイブリッド実現のキーパーツはドリッパー

 HYBRID BREWのデザインは、従来からあるドリップコーヒーメーカーに類似したなじみ深いもの。なじみの薄いサイフォンではなく、より身近な構造を採用することにした。

 浸漬式の抽出に対応するためのキーパーツがドリッパーだ。コーヒー粉を湯に漬けるのにドリッパーを活用している。

 通常のドリッパーでは湯をためられないが、HYBRID BREWのドリッパーには底に弁を設定。弁を開けばコーヒーが抽出され、閉じればコーヒー粉を湯に漬けられるようになっている。

 弁構造を持つドリッパーは、すでに存在していた。商品開発グループ開発第1チーム 副主事の久木野景介さんは、そのようなドリッパーを参考にしたことを明かす。


後方から見た「HYBRID BREW」のドリッパー。下部中ほどにあるのが、底に設けた弁を開閉する可動部

可動部が押し込まれると、弁が開く

 自動で抽出するコーヒーメーカーで、弁構造を持つドリッパーの弁をいかにして自動開閉させるか。これがHYBRID BREW開発の大きな焦点になった。

 弁の自動開閉は、ドリッパーの裏側下部に設けた可動部を押し込むことで実現した。ドリッパーと本体との接続面に、ピン状のパーツが内蔵されており、これが飛び出してドリッパーの可動部を押し込むことで弁が開く仕組みだ。


本体に内蔵されているドリッパーの弁を開閉するピン。写真は飛び出した状態で、ドリッパーが取り付けられていれば弁は開く。ドリッパーと本体はマグネットで取り付けられる

 「設計担当が工夫してドリッパーの可動部を押し込むパーツを配置してくれたので、本体が大きくなるような大がかりで複雑な機構を採用せずに済みました」

 このように振り返る久木野さん。ドリップコーヒーメーカーをベースにしたので、開発はドリッパーの弁を自動的開閉する方法とその機構をいかに本体に組み込むかに集中でき、作業が進んだ。

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