コラム
コロッケ1個80円のお肉屋さんは、どうやって生計を立てているのか?(3/3 ページ)
住宅街にある、決して繁盛しているとは見えない小売店はなぜ潰れないのだろうか? 身近な疑問からもうけのカラクリを解説。
生キャラメルで有名な北海道の花畑牧場はその一例です。
花畑牧場は北海道に4つの工場がありますが、それら全てで生キャラメルをつくっているわけではありません。
コンビニスイーツ、業務用のチーズ、豚肉の加工品などをつくり、これらB2B事業の収益を合わせて成長しているわけです。
新規事業を考え始めると、ついB2C事業を考えがちです。昨今はネットショップが普及したことでB2Cが伸びていますが、それでも14兆円ほどの市場で、一方のB2B市場は420兆円超です。
このことからも、B2B事業の方が事業化の機会が多く、事業を成長させていける可能性もはるかに大きいといえるのです。
著者プロフィール:菅原由一(すがわら・ゆういち)
SMG税理士事務所・代表税理士。現在は、東京・名古屋・大阪・三重に拠点を置き、中小企業の財務コンサルタントとして活躍。YouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』は登録者数80万人を突破し、TV、専門誌、新聞、各メディアで取り上げられ注目を集めている。
タピオカ屋はどこへいったのか? 商売の始め方と儲け方がわかるビジネスのカラクリ
「スモールビジネスで独立・開業してみたい」
「成功企業の視点を取り入れて今の仕事に生かしたい」
「タピオカ屋とか場末のスナックが食っていける理由を知りたい」
などなど、皆さんの日常半径10メートル以内で起きているビジネスのもうけの仕組みを漫画&図解で解説! 登録者数約80万人超の大人気税理士YouTuber脱・税理士スガワラ君による、今日から始められる商売のカラクリ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
場末のスナックはどうやって稼いでいるのか?
集客や収益が安定したビジネスがしたい――そう考える人はスナック経営が参考になるかもしれない。
田舎の普通の定食屋がなぜか混んでいるワケ
新規事業は、必ず大きな需要を掘り起こす必要はない。
ラーメン店が回転率を犠牲にしてでも「麺の硬さ」を選ばせるワケ
売値100円、利益50円の煮卵をトッピングしてもらうために時間をかけるよりも、回転率を上げて1人でも多くお客さんを入れた方が売り上げは増える。それでもカスタマイズに対応するのはなぜか。
ナイキ「オワコン化」の足音 株価急落、新興シューズメーカーが影
ナイキの不調には複数の要因が絡んでいるようだ。
書類でよく見る「シヤチハタ不可」、シヤチハタ社長に「実際どう思ってますか?」と聞いたら意外すぎる答えが返ってきた
ハンコで国内トップメーカーのシヤチハタが、2025年に創業100周年を迎える。気になっていた質問をぶつけてみた。インタビュー後編。

