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コロッケ1個80円のお肉屋さんは、どうやって生計を立てているのか?(2/3 ページ)

住宅街にある、決して繁盛しているとは見えない小売店はなぜ潰れないのだろうか? 身近な疑問からもうけのカラクリを解説。

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商圏外の販路をつくる

 その理由は、ご近所だけを相手にした商売ではないからです。

 消費者から見ると、精肉店などは一般消費者を対象とする事業(B2C事業)に見えますが、もうかっている店は事業者向けの販路(B2B事業)も持っています。

 精肉店であれば焼肉店向けに肉を卸すなどして、小売とは別の収入源を持っていることが多いのです。また、駅や繁華街から離れているなど、立地が悪い分、賃料などを安く抑えることができます。


コロッケ販売はあくまで事業の一部かもしれない

 地方の事業者も同じです。地方は土地が広いため、農作物を大量につくれますし、加工品などをつくる大きな工場もつくれます。ただ、大量につくっても地域の商圏だけでは売り切れません。

 そこで重要なのが、B2B向けの事業モデルを考えてみることです。

 例えば、都市部の店舗などを販路にできれば、生産地域の商圏にとらわれることなく収入を伸ばすことができます。

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