クエッ、クエッ、クエッ♪ 59歳の「チョコボール」が生む新たなワクワク:「次の駅まで」に読めるハナシ(1/3 ページ)
森永製菓のチョコボールが誕生したのは、1967年のこと。その後、おもちゃのカンヅメはずっと続いていますが、企画はどのように進めているのでしょうか?
「クエッ、クエッ、クエッ、チョコボール♪」――。
1987年に放送されたテレビCMで、お笑いコンビのとんねるずが歌っていました。「懐かしいなあ」と思われた人も多いかもしれませんが、この音楽が流れるクレーンゲームのおもちゃが登場しました。
その名は「キョロクレーン缶」(森永製菓)。チョコボールの取り出し口にプリントされた「金のエンゼル1枚」または「銀のエンゼル5枚」を集めれば、必ずもらえる「おもちゃのカンヅメ」のことです。
キョロクレーン缶の特徴は、キャラクター「キョロちゃん」のカタチをした筐体の中におもちゃが入っていて、手動でアームを左右に動かし、自動で上下に移動します。
うまくいけば狙ったおもちゃを手にできますが、森永製菓の関係者は「なかなか難しくて、狙ったおもちゃをゲットできません」と話していました。ちなみに、電源を入れると、冒頭で紹介した「クエッ、クエッ」のメロディーが聞こえてきます。
おもちゃのカンヅメといえば、缶の中にたくさんのおもちゃが入っている、といったイメージがあるかもしれませんが、それは昔の話。2020年の「走るキョロちゃん缶」は、「よ〜い、ドン!」の合図で、キョロちゃんが走り出します。
2024年の「キョロガチャ缶」は、カプセルトイのように何が出てくるのか分からない仕掛けを施しました。実際にこの景品を手にしたユーザーがXに投稿したところ、53.4万件のインプレッションがあり、話題を集めました。
そして、2025年に「キョロクレーン缶」が登場しました。
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