700人に聞いた「リーダーに求めること」 3位「ビジネスライクな関係」、2位「褒めて伸ばす」、1位は?:Hajimari調べ(2/2 ページ)
令和に求められるリーダー像は、監督型から「チームの雰囲気づくり」ができるキャプテン型リーダーにシフトしている。700人のビジネスパーソンを対象に実施した「管理職に関する意識調査」で分かった。
管理職に対するイメージ「ストレスが多い」
管理職に対するイメージは「ストレスが多い」(318人)、「仕事が忙しくなる」(263人)といったネガティブな回答が上位を占めた。また、「部下の育成責任がある」(252人)という回答も多く、特に40代以上では責任感や業務負担に対する意識が強くなっている。
「過去、あなたにとって良い上司がいたか」を聞くと約113人が「非常に良い上司がいた」と回答した。過去に非常に良い上司と出会っている層は、約67%(76人)が管理職を選択肢として考えるか、積極的に目指したいと回答している。一方で「上司との関わりがほとんどなかった」(117人)層では、約76%が「管理職は絶対に避けたい」と回答した。良い上司との出会いが、次世代のマネジメント人材育成の鍵を握っていることが分かる結果となっている。
男女問わず管理職150人を対象に「管理職という立場への満足度」を聞くと、「非常に満足している」と「まあ満足している」と回答した人は69人だった。一方で、「非常に不満がある」と「やや不満がある」と回答した人は31人おり、管理職としての役割や責任に対する負担感が影響していることが見受けられた。
また、現役女性管理職のうち「非常に不満」や「やや不満」と回答した人は27%にとどまり、72%はポジティブな評価をしていた。
調査はビジネスパーソン700人(20〜50代まで各世代150人ずつ、メンバーマネジメントを伴う管理職150人とそれ以外の会社員550人)を対象にインターネットで実施した。調査期間は、2024年12月。
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