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ファミマ、お歳暮ギフトの「訳ありセール」を実施 約2トンの食品ロス削減
ファミリーマートが、お歳暮ギフトの余剰在庫を最大半額の割引価格で提供する「訳ありセール」を開催している。上質な商品を安価で販売し売れ残りを防ぐことで、食品ロスの削減につなげる狙いだ。
ファミリーマートが、お歳暮ギフトの余剰在庫を最大半額の割引価格で提供する「訳ありセール」を開催している。開始7日間の販売実績は、2024年9月に実施したお中元ギフトのセールと比較して300%以上に伸長。中でも、半額商品の大部分がすでに完売したという。
ギフト商品の余剰在庫販売セールは、上質な商品を安価で販売し売れ残りを防ぐことで、食品ロスの削減につながる。ファミリーマートでは過去3回同様のセールを実施し、これまでに合計約2.1トンの食品ロスを削減したという。
今回のセール実施期間は1月14日〜2月13日で、対象商品数は全19商品。長引く物価高を背景に、オリーブオイルなどの生活必需品を多数用意した。ギフト商品を取り扱う「ファミリーマートギフトネット申し込みサービス」で申し込み後、店頭で代金を支払うと指定の住所に商品が届く。
販売の主軸を食料品が占めるファミリーマートは、全店舗で約6万トンの食品廃棄物が発生している。そのため、食品ロスの削減に向けた取り組みを重要課題の1つと位置付けている。商品の発注精度向上や、容器包装の改良などによるロングライフ化などを進めることで、2030年には食品ロスの50%削減(2018年比)を目指す。
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