キユーピー、マヨネーズの賞味期限を12カ月→13カ月に 食品ロス削減と物流の効率化図る
キユーピーは12月3日、主力製品の「キユーピー マヨネーズ」について、賞味期限を12カ月から13カ月に延長すると発表した。表記についても「年月日」から「年月」のみに変更する。食品ロスの削減や物流の効率化などが目的だとしている。
キユーピーは12月3日、主力製品の「キユーピー マヨネーズ」について、賞味期限を12カ月から13カ月に延長すると発表した。賞味期限の表記についても「年月日」から「年月」のみに変更する。2024年12月製造分から順次切り替える。食品ロスの削減や物流の効率化などが目的だとしている。
対象商品は、キユーピー マヨネーズの450グラム入り(参考小売価格520円)と350グラム入り(同430円)。その他の容量や、瓶のマヨネーズは対象外となっている。
同社では、2018年9月に市販介護食「やさしい献立」シリーズで、初めて賞味期限の年月表示を採用し、順次対象商品を広げている。食品ロスの削減のほか、商品を日付ごとに管理する手間をなくすことで、物流の効率化や小売店における品出し作業の負荷軽減を図る狙いだ。これにより、小売業者や卸売業者からは「毎週のチェックが月1回で済み、管理が楽になる」「オペレーション上の無駄がなくなる」といった肯定的な声が上がっているという。
今回、主力商品のキユーピー マヨネーズも年月表示の対象とし、検証を経て問題がないと判断したことから、賞味期限自体も延長する。これにより、家庭での賞味期限切れや、メーカーへの返品・廃棄をさらに削減したい考えだ。他の商品への対象拡大についても、引き続き検討を重ねていくとしている。
食品ロス削減を推進する農林水産省の呼びかけを受け、食品メーカー各社は相次いで賞味期限の延長を発表している。ダノンジャパンは、国内で製造している「ダノンビオ」などの全ヨーグルト製品について、従来33日間や39日間だった賞味期限を、一律42日間に延長し、2025年2月1日出荷分から完全に切り替えるとしている。
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