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JR西日本の技術を「お売りします」 展示会で見た、監視カメラやバーチャル駅杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/4 ページ)

JR西日本が12月5〜6日、JR西日本グループの総合展示会「2024 Innovation & Challenge Day」開催。技術革新と新たな挑戦を掲げ、鉄道会社の枠を越えてさまざまな社会課題を解決しようという試みだ。前編となる今回は、印象に残った展示を通してイノベーションのヒントをお届けする。

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著者プロフィール

杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)

乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。


 鉄道会社が「技術革新」や「新たな挑戦」を掲げ、さまざまな社会課題の解決に乗り出そうとしている。JR西日本が2024年12月に開催した総合展示会「2024 Innovation & Challenge Day」では、未来志向のテクノロジーや新たな事業展開が注目を集めた。

 本展示会では、鉄道関連技術にとどまらず、監視カメラ「mitococa(ミトコカ) Edge」を活用した人流分析や異常検知、美術館などでの応用事例、訪日外国人を対象とした仮想空間「バーチャル大阪駅」の交流プラットフォームなど、さまざまなテーマが取り上げられた。

 これらは鉄道会社という枠を越え、他業種や自治体、そして日常生活で活用できる可能性を秘めている。本記事では、こうした先端技術と新たな価値創出の現場を通じて、働く人々に向けたイノベーションのヒントをお届けする。今回は展示編だ。


展示会場(筆者撮影)

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