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タリーズ、店内・持ち帰りで価格を統一 来店客の「分かりやすさ」重視
タリーズコーヒーは2月5日から、店内飲食時と持ち帰り時の税込価格を統一する。統一後の価格は、「1円単位の支払いをなくす」ことを主眼に改める。メニュー表記の分かりづらさ解消や、レジ業務の簡略化を図る。
タリーズコーヒージャパン(東京都新宿区)は2月5日から、店内飲食(イートイン)時と持ち帰り(テークアウト)時の税込価格を統一する。メニュー表記の分かりづらさを解消する狙いだ。
同社では2019年10月に軽減税率制度が導入されて以降、イートイン価格とテークアウト価格で異なる税込価格を設定していた。しかし、テークアウト価格で注文した後に、イートインスペースを利用する来店客が見受けられるといった課題もあったと広報担当者は説明する。
統一後の税込価格は、「これまで559円だった商品であれば、統一価格を560円に整える」といったように、「1円単位の支払いをなくす」ことを主眼に改める。担当者は「全体としてイートイン価格、テークアウト価格のどちらかに価格をそろえるというわけではなく、商品によってきりのよい数字にする」と話す。これにより、支払い時の利便性向上のほか、店員のレジ業務の簡便化を図る。
競合各社を見ると、スターバックスとドトールコーヒーは、イートイン時とテークアウト時で異なる税込価格を設定している。また、サンマルクカフェは2021年2月に、タリーズコーヒーと同じく税抜価格に差をつける形で、イートイン時とテークアウト時の税込価格を統一している。
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