「3Dプリンター×プレハブ工法」でトイレが誕生、どんな構造なの?(1/2 ページ)
百年住宅は、建築用3Dプリンターの技術と工場で作った鉄筋コンクリートパネルを現場で組み立てるハイブリッド建築で、トイレ建屋を完成させた。どんな構造なのかというと……。
百年住宅(静岡市)は、建築用3Dプリンターの技術と工場で作った鉄筋コンクリートパネルを現場で組み立てるハイブリッド建築で、トイレ建屋を完成させたと発表した。同社によると「3Dプリンター技術の導入による建物は日本初」(※)という。SBSマイホームセンター静岡展示場で活用する。
近年、地震や台風、豪雨、土砂災害が頻繁に発生しており、コンクリート住宅のような堅牢な建物が求められている。しかし、一般的なコンクリート(RC)造は、職人不足、建築資材高騰、工期が長いということから小規模建築ではなかなか普及していない。これらの課題を解決するため、コンクリートプレハブ住宅のWPC工法(工場で生産された鉄筋コンクリートパネルを現場で組み立てて一体化する工法)に注目が集まっているが、そのデザインの自由度には制限があった。
そこで百年住宅では、建築用3Dプリンターと融合させることで、そのデメリットを解決できるハイブリット建築の開発に着手。3Dプリンター建築に携わるセレンディクス社(兵庫県西宮市)と協業を行っており、その中から今回のハイブリッド建築が誕生した。
今回建築した公衆トイレの構造躯体(骨組み部分)は、PCパネル部材を現場で組み立てるWPC工法。その後、構造躯体を囲むように建築用3Dプリンターで制作した部材を設置した。これまで鉄筋コンクリート造では困難だった、円形や曲線、表面の凹凸を3Dプリンターを用いることで実現した。
部材は愛知県小牧市の百年住宅小牧工場で製作。3Dプリンター部材は13種類に分かれており、中空構造により軽量化も図ったことで大型トラックで運搬可能とした。構造躯体の組立工期は通常の鉄筋コンクリート構造と比較し、4分の1程度に短縮したという。
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