インタビュー
「風呂は固定」が常識だよね? それでもリクシルが“片付けられる浴槽”を開発した理由(1/5 ページ)
LIXILが販売した室空間「bathtope(バストープ)」が話題になっている。シャワールームとバスルームを自由に切り替えられるのが最大の特徴で、浴室が自由に着脱できる。商品開発の舞台裏をリクシルに取材した。
LIXIL(リクシル、品川区)が2024年11月26日の「いい風呂の日」に販売した、新発想の浴室空間「bathtope(バストープ)」がSNSで話題になっている。
単身世帯の増加や共働きなどに伴う入浴スタイルの変化をとらえて開発した商品で、シャワールームとバスルームを自由に切り替えられるのが最大の特徴だ。浴槽単体ではなく、浴室空間として販売され、ラインアップはデザインや機能性が異なる3タイプ(114万2300円〜、工事費込み)となる。
壁・天井・床が一体化しているユニットバスで、空間自体のサイズは従来と同様だが、浴槽を長辺に配置することで従来の浴槽よりも足を伸ばしやすいという。布ならではの頭や体がフィットするような入浴の感覚や、5色のカラーバリエーションから選べる点も同商品ならでは。
チャレンジングな試みだったが、販売後、SNSで10万以上のいいねが付いたり、多くのメディアで紹介されたりと想定以上の反響があった。国内外からの問い合わせも相次いだ。
バストープが誕生した経緯や開発の舞台裏、反響をリクシル 浴室商品部 商品市場戦略グループの金子菜奈子氏に取材した。
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