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チョコザップ「カラオケ導入店舗」爆増のナゾ そこから見える戦略とは?(2/5 ページ)
chocoZAPがセルフエステやネイル、ひいてはカラオケルームを導入する意図は何なのか。
カラオケルーム導入が示す“スキマ時間”戦略
chocoZAPの大きな特徴は、従来のフィットネスジムにはないセルフ脱毛やエステ、セルフネイルといった美容サービスを提供している点である。そこに新たに導入されたのがカラオケルームだ。
「筋トレするための場所で、なぜカラオケ?」と思われるかもしれないが、同社のねらいは「スキマ時間の活用需要を包括的に取り込むこと」にあると考えられる。コロナ禍を経て働き方改革が進んだこともあり、現代のビジネスパーソンや主婦層を含む多くの生活者は、細切れの空き時間をどのように有効に使うかを重視するようになった。
chocoZAPは「24時間営業」「予約のしやすさ」「セルフサービス」といった特徴を武器に、ジム利用に限らず美容ケアをサクッと済ませたり、ちょっとだけ運動したりといった多様なニーズを捉えてきた。今回のカラオケ導入も、その延長線上にある施策だ。「スキマ時間を埋める新たな体験」として、より幅広い余暇の選択肢を提供することが狙いであり、早朝や深夜でも短時間でストレスを発散できるカラオケは、このコンセプトにぴったりと合致している。
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