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チョコザップ「カラオケ導入店舗」爆増のナゾ そこから見える戦略とは?(4/5 ページ)
chocoZAPがセルフエステやネイル、ひいてはカラオケルームを導入する意図は何なのか。
「総合型フィットネスクラブ」からの離脱層を取り込む狙いは?
フィットネスクラブ業界全体を見渡すと、プールやスパ、レッスンプログラムなど設備やコンテンツが充実した“総合型”の各社が、新規会員獲得はもちろん、会員の維持にも苦戦している状況が続いているとされる。総合型クラブは設備投資コストや人件費が高額になりやすいため、会費もそれなりに高くなる。しかし、利用者の実態としては「週に1回行くか行かないか」「プールは使わないし、レッスンも受けない」といったケースが多く、結果的に割高感を覚える人が少なくない。
こうした「総合型クラブに通ってはいたが、会費と利用頻度が見合わない」という層を取り込む狙いが、chocoZAPにあるのか。結論からいえば、十分にあり得ると考えられる。chocoZAPは「24時間」「セルフ」の仕組みで、最低限のトレーニングマシンをそろえながら、追加費用なしで複数のサービスを利用できるというモデルを打ち出している。
会費が高い総合型クラブに通い続ける意義を感じられなくなった層にとっては、月会費3278円という低価格帯で「筋トレ+美容+娯楽」をカバーできるchocoZAPは魅力的に映るはずだ。何より、決まったレッスン時間や混雑状況に左右されず、使いたいときにサッと行ってサッと利用できるという手軽さが、現代の多忙な30〜40代ビジネスパーソンにはフィットしているだろう。
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