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にじさんじ・ホロライブの市場評価が急回復……鍵は「Vtuber軸」からの脱却?(1/3 ページ)
かつてはホロライブが海外人気などで優勢とみられる場面もあったが、現状ではANYCOLORが収益構造の安定性や拡張性において一歩先を行っている。両社の最新決算を検証し、VTuber業界の今後を探る。
筆者プロフィール:古田拓也 カンバンクラウドCEO
1級FP技能士・FP技能士センター正会員。中央大学卒業後、フィンテックベンチャーにて証券会社の設立や事業会社向けサービス構築を手掛けたのち、2022年4月に広告枠のマーケットプレースを展開するカンバンクラウド株式会社を設立。CEOとしてビジネスモデル構築や財務などを手掛ける。Twitterはこちら
VTuber事務所をめぐる市場評価が大きく回復してきている。
大手VTuber事務所であるANYCOLOR(東京都港区)は最新の決算で、前年同期比20%超の増収増益を達成し翌日の株価はストップ高となった。同社が運営する「にじさんじ」は、日本語圏のみならず英語圏向けの展開でも成果を上げつつあり、グッズ販売や企業タイアップ案件などの多面的な収益が業績を押し上げている。
同業のカバー(東京都港区)が擁するホロライブも大型ライブやトレーディングカードゲーム(TCG)のヒットによって売上高が急伸しているものの、営業利益ベースで見るとANYCOLORは約109億円、カバーは約55億円と、ほぼ2倍の差がついた格好だ。
かつてはホロライブが海外人気などで優勢とみられる場面もあったが、現状ではANYCOLORが収益構造の安定性や拡張性において一歩先を行っている。両社の最新決算を検証し、VTuber業界の今後を探る。
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