「豆乳のように」胡麻どうふの市場拡大を目指す
コラボ商品の初速には手応えを感じている中島さんだが、今後の展開も見据えている。「発売直後は小売り店に大量に陳列してもらった効果もあるので、この後どれだけリピートされていくかが大切です。尻すぼみになることもありますから」と冷静だ。
それでも「milky胡麻どうふ」と「リプトンミルクティー胡麻どうふ」の反響は大きく、発売以降、新たなコラボ提案が複数舞い込んでいるという。中島さんは「不二家さんとのコラボが話題になったことで、他の企業からも声をかけていただくようになりました。中には私たちが驚くようなメジャーな企業からのお誘いもあります」と明かす。
ふじや食品の次なる一手は、胡麻どうふの市場そのものを拡大すること。豆乳市場をベンチマークに見据え、スーパーマーケットの売り場でコーナー化されるほどの存在感を目指している。豆乳は基本の商品だけでなく、さまざまなフレーバーを展開し、確固たる地位を築いてきた。胡麻どうふもまた、通常品からスイーツまで多彩なラインアップで、専用の売り場を獲得する――その構想は着実に進んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
なぜ、セブンは一部店舗で“要塞レジ”を導入したのか 開発期間は3年 ある種の威圧感はカスハラにも効果あり?
セブンが一部店舗で、要塞のようなレジなどを中心に防犯対策を強化している。コンビニ強盗は減少傾向にある中、なぜいまこのような対策を進めているのか。
「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モール
かつて「街のにぎわいの中心地」ともいわれたイオンモールでも、近年は「安泰」ではない状況になっている。少子化が進む日本で大型ショッピングセンターが生き残る鍵は――。



