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40周年「シャウエッセン」が売れ続けるワケ 好調の裏にあった「掟」と挑戦老舗ブランドの戦略(4/4 ページ)

2025年2月に発売40周年を迎えた日本ハムの人気ウインナーブランド「シャウエッセン」。近年強化してきた取り組みや同社が分析する人気の理由を聞いた。

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日本ハムが考えるシャウエッセン人気の理由

 こうしてロングセラー商品であり続けているシャウエッセンブランドだが、同社が考える人気の理由は何だろうか。

 岡村さんは「発売以来こだわりの味やパリッとした食感を守り続けている一方で、古いブランドイメージにならないように絶えず新たなチャレンジを続けている点」を挙げた。

 近年は味の面でも顧客の期待に応え続けるだけでなく、SNSでも話題になるような新商品や取り組みを立て続けに発表している。「守るべきところは守り、変えるべきところ、挑戦すべきところは積極的に実行していく。それによって長年飽きられずに支持してもらえているのでは」(岡村さん)


コロナ禍以降によく売れているという大容量パックのシャウエッセン

 今後は、2030年度に売上高1000億円を達成する目標の中で、海外比率を10%に引き上げる目標も掲げている。

 2024年には、旭川工場がシンガポールへの輸出認可を取得。北海道で製造されたシャウエッセンが、シンガポールへの輸出が可能となった。岡村さんは「アジア圏を中心に販路を拡大し、シャウエッセン自体を世界的なブランドにしたい」と話す。海外での反響も含め、今後の展開にも注目したい。


日本ハム北海道ファクトリー旭川工場で製造した輸出用のシャウエッセンのパッケージイメージ(出典:日本ハムのプレスリリース)

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