ニュース
「ドラッグストア」三国志の時代へ 都市・郊外・フードで覇権を握るのはどこか:小売ビジネス(2/3 ページ)
イオン主導のドラッグストア再編で、ウエルシアとツルハが経営統合へ。さらにクスリのアオキとの統合も浮上し、フード&ドラッグ型との競争が激化。覇権を握るのはどこか。
Drgは主に、都市型、郊外型、フード&ドラッグの3タイプで構成されています。都市型の代表はマツキヨココカラで、首都圏や京阪神の一等地を押さえた上で、各地方の中核的都市に出店しています。郊外型、これが一般的なドラッグストアで、地方のロードサイドから発祥した全国各地の地場Drgが合従連衡してでき上がった企業で、ウエルシアもツルハもこのグループになります。
変わり種はフード&ドラッグで、地方ロードサイドの後発組であり、郊外型がある程度浸透した後で、先発組と差別化するために、食品の低価格販売によって集客し、化粧品、医薬品をついで買いさせるモデルです。そして、低価格を維持するため効率性を重視したチェーンストア理論の具現者でもあり、郊外型からシェアを奪うことで成長してきました。
郊外型は、その亜種として進化したフード&ドラッグとの直接対決ではちょっと分が悪いのです。フード&ドラッグ大手と言えば、コスモス薬品、クスリのアオキ、ゲンキーとなります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
「ゲオのスウェット 658円」の衝撃 ペラペラなのに、なぜ「週に1万着」も売れるのか
DVDやCDをレンタルできる「ゲオ」の店内は、どうなっているのか。レンタル事業は縮小しているので、店内はテレビやゲームなどが並んでいるが、そんな中で「スウェット」が人気だという。その理由は……。
「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モール
かつて「街のにぎわいの中心地」ともいわれたイオンモールでも、近年は「安泰」ではない状況になっている。少子化が進む日本で大型ショッピングセンターが生き残る鍵は――。
「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきた
「年収700万円」ファミリーは、どんなところに住んでいるのでしょうか。データを分析してみました。
“ヤンキー特化型”ドンキが大阪に上陸 ボンタン完売の店内はドキドキか、ギラギラか
大阪府貝塚市に「ギラギラドンキ」が登場して、半年がたった。その名の通り、店内はギラギラしているわけだが、新たなコンセプトの店を運営して、どういったことが分かってきたのか。ターゲットのお客は……。
