インタビュー
モスの「690円バーガー」が1700万食を突破 バーガー戦国時代に”新王者”誕生か:1年で1700万食を販売(1/4 ページ)
モスバーガーの「新とびきりシリーズ」が発売1年で累計1700万食を突破した。国産牛100%パティによる“プチ贅沢”ニーズの取り込みが奏功し、売り上げや客数の増加にも寄与している。その背景と今後の展開を探る。
モスバーガーの「新とびきりシリーズ」が好調な売れ行きを見せている。物価高で節約志向が強まる中、パティに国産牛を100%使用するなど、「プチ贅沢(ぜいたく)」を楽しみたい消費者ニーズをとらえ、旧シリーズから販売数を約2倍に伸ばした。なぜ、これほどの支持を集めているのか。
新とびきりシリーズは、バンズからはみ出るような大きなパティが特徴だ。定番商品として、北海道産チーズを含むブレンドチーズと和風バーベキューソースを合わせた「新とびきりチーズ〜北海道チーズ〜」(690円)と、「ダブル新とびきりチーズ 〜北海道チーズ〜」(980円)を販売している。
旧シリーズでは合挽きだったパティを国産牛100%に変更したことで、肉の食感が強く、食べ応えのある商品に。2024年3月の発売から1年で1700万食を販売した。
モスバーガーでは、2024年4〜12月の全店売上高が前年同期比で104.7%となったほか、客単価(同101.5%)、客数(同101.8%)でも前年を上回っており、同シリーズの好調が経営面でもインパクトをもたらしていることがうかがえる。
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