インタビュー
モスの「690円バーガー」が1700万食を突破 バーガー戦国時代に”新王者”誕生か:1年で1700万食を販売(4/4 ページ)
モスバーガーの「新とびきりシリーズ」が発売1年で累計1700万食を突破した。国産牛100%パティによる“プチ贅沢”ニーズの取り込みが奏功し、売り上げや客数の増加にも寄与している。その背景と今後の展開を探る。
「新とびきりシリーズ」を第3の柱に
客数は対前年比(101.8%)で増加するなど、モスバーガーの戦略は評価されていることがうかがえる。しかし、物価高が続く環境下では「価格と価値のバランス」が常に課題となる。
プレミアム価格帯である「新とびきりシリーズ」が継続して支持を得るためには、適切な価格設定と商品価値の両立が欠かせない。また、ボリューム感のある商品を女性客にどう訴求するかも課題だ。
これらの課題に対応するため、今後も2カ月おきに新商品を提供していく方針だ。「新とびきりシリーズ」の期間限定メニューも継続的に展開し、顧客層の拡大を目指す。
モスバーガーは、「新とびきりシリーズ」を「モスバーガー」と「テリヤキバーガー」に次ぐ第3の柱とする考えだ。「モスバーガー」と「テリヤキバーガー」の二枚看板には、それぞれにファンがいるほどの人気だが、「新とびきりシリーズ」はこれらに続く看板商品となれるだろうか。
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