インタビュー
ユニクロもニトリも“しゃべって売る” なぜ「朝6時配信」のライブコマースが人気なのか(5/6 ページ)
TikTokの参入や大手企業の活用で、ライブコマース市場が再び注目を集めている。中には成約率16%超、朝6時から配信する例も。“しゃべって売る”手法がECの常識を変えつつある。
ライブコマースの「インフラ化」を目指す
Cellestは4月25日、ライブコマース専用のECモールアプリ「WABE」をローンチした。「日本にはライブコマースに特化したアプリはほとんどなかった。新しいプラットフォームが登場しても定着せず、撤退を繰り返していた」と佐々木氏は市場の現状を説明する。
WABEは「見て(Watch)、きいて(Ask)、買って(Buy)、たのしい(Enjoy)」をコンセプトに、映像配信・決済・顧客管理を一体化した。
従来のECサイトにライブ配信機能を後付けしたプラットフォームでは、在庫管理やチェックアウト操作が煩雑になりやすく、購入者側もデジタルリテラシーの違いによって、操作に戸惑うケースがあった。WABEはこれらの課題の解決を目指す。
同社は、ライブコマース文化を日本に根付かせる「インフラ化」を目標に掲げる。「ライブコマースは、実店舗での買い物が難しい人や、ECにハードルを感じる人に新たな購買体験を提供する手段であり、エンタメ性によって、買い物の楽しさが増す」(佐々木氏)
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