インタビュー
ローソン「マチの本屋さん」は何を変えたか 書店空白地に本棚をつくった(1/5 ページ)
ローソンがトーハンと連携して展開する書店併設型店舗「LAWSONマチの本屋さん」がじわじわ増えている。全国の書店数がどんどん縮小するなか、コンビニに書店を併設することで、どんな効果が生まれているのか。
ローソンがトーハンと連携して展開する書店併設型店舗「LAWSONマチの本屋さん」(以下、マチの本屋さん)がじわじわ増えている。
2021年6月に埼玉県狭山市に1号店をオープンし、2025年5月初旬時点で14店舗まで拡大。北は青森から南は愛媛まで、さまざまな地域に点在する。市町村に書店がない「書店空白地」や書店が少ないエリアを狙って出店している。
「マチの本屋さん」では、通常のローソンの品ぞろえに加えて、約20坪の面積に約7000タイトルの書籍を販売している(一般的なモデルケース)。一般的な店舗では、常時100タイトルほどで雑誌が中心。一方、「マチの本屋さん」では文庫本、小説、ビジネス書、児童書なども幅広くそろえ、各地域ごとの「ご当地本コーナー」も設けている。
全国の書店数がどんどん縮小するなか、コンビニに書店を併設することで、どのような効果が生まれているのか。ローソンで「マチの本屋さん」を担当するエンタテインメントカンパニー マーチャンダイザー 日下部昇平氏に取材した。
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