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エンジニア「35歳定年説」はもう古い 引っ張りだこのミドル・シニア層に共通するスキルとは?(4/4 ページ)

かつてエンジニアは「35歳定年説」がささやかれ、40代以降の転職は難しいといわれることも少なくありませんでした。しかし近年、IT転職市場において40〜50代=ミドル・シニア層の転職が活発化しています。なぜ、40代以上のIT人材が求められるのでしょうか。

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「35歳定年説」はもう古い

 レバテックの調査によると、政府が推進する「70歳までの就業機会の確保」に取り組んでいる企業は約2割で、「定年廃止」「継続雇用制度の導入」など、柔軟な制度設計が進んでいます。役職定年制度の見直しを進める企業も増加しており、年齢にとらわれず多様な人材が活躍できる環境づくりへの意識が着実に広がっています。

 2025年4月には「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)の改正により、65歳までの雇用機会確保の義務が強化されました。また、団塊の世代が後期高齢者となることで、日本社会全体の高齢化も加速していきます。こうした人口構造の変化により、企業には年齢を問わず多様な人材の力を引き出し、活躍できる環境を整えることがこれまで以上に求められるでしょう。

著者プロフィール:芦野 成則

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レバテック株式会社 リクルーティングアドバイザー

一橋大学を卒業後、官公庁に5年半勤務し、2019年にレバレジーズに中途入社。

レバテックのキャリアアドバイザーとして、年間約300人以上のエンジニア・ITコンサルタント向けのキャリア支援を行い、その後ハイクラス専任チームの立ち上げに従事。

現在は企業の採用支援を行うリクルーティングアドバイザーとして、人事目線での社内実情やIT人材の転職市場動向を踏まえ、多角的な視点から採用支援を実施。

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