ニトリが「アイスクリームメーカー」発売 季節家電に着手した狙いは?:プロダクトInsights(1/2 ページ)
ニトリは5月下旬、USB充電式の「コードレスコンパクトアイスクリームメーカー」(3990円)を発売した。開発のきっかけや、今後の展開は?
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ニトリ(札幌市)は5月下旬、USB充電式の「コードレスコンパクトアイスクリームメーカー」を発売した。一部のニトリ店舗およびニトリネットで扱っており、価格は3990円。
冷蔵庫で2〜3時間冷やしておいたアイスクリームの材料を保冷用機に入れ、タイマーをセット。電源ボタンを押せば本体に取り付けたパドルが自動で食材をかき混ぜてくれるので、誰でも簡単にアイスクリームをつくれるとしている。
上部には食材追加口があり、ふたを取り外すことなく材料の追加投入が可能。食感を変えたり、トッピングを加えたり、付属のレシピブックも参考にしながら、さまざまなアレンジレシピも楽しめるようにした。シェイクやフローズンデザートなど、アイスクリーム以外の冷菓にも対応し、利用シーンの幅を広げている。
USB Type-Cのケーブルで充電可能なバッテリーを搭載。コンセントの位置を気にせず、キッチンやリビング、ダイニングなど、好きな場所で利用できる。完全防水ではないが、保冷容器に水で薄めた台所用中性洗剤を入れ、本体を取り付けて作動させた後、流水でよくすすぎ、乾燥させれば清掃が完了する。保冷容器、パドル、カバーは丸洗いが可能だ。
サイズは96(幅)×200(高さ)×96(奥行き)ミリ、重さは約0.75キロ。容量は約200ミリリットルとコンパクトなため、アイスをつくる頻度が低い冬場などでも、収納時にかさばらずにすむとしている。
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