インタビュー
スイート1泊300万円の衝撃 外資だらけの激戦区・京都で「帝国ホテル」は選ばれるのか(1/4 ページ)
2026年春、帝国ホテルでは30年ぶり、4拠点目となる「帝国ホテル 京都」を祇園に開業する。国登録有形文化財の劇場を一部保存、活用した全55室のスモールラグジュアリーホテルとなる。外資系ホテルの開業が相次ぐ京都で、どのようにお客を呼び込むのか。
2026年春、帝国ホテルでは30年ぶり、4拠点目となる「帝国ホテル 京都」を祇園に開業する。1936年に竣工した国登録有形文化財の劇場「弥栄会館」(やさかかいかん)を一部保存、活用した歴史的景観と調和するモデルだという。
2025年6月4日に開催された記者発表会では、同ホテルの完成予想図を公開。最上位スイートは1泊1室300万円(税・サービス料込み、宿泊税別)で、今秋から宿泊予約開始を予定している。
京都といえば、ここ数年で外資系ラグジュアリーホテルの開業が相次いでいる。報道では、たびたびオーバーツーリズムも取り上げられている。圧倒的な人気エリアでにぎわいは続く見込みだが、運営には難しさもありそうだ。
帝国ホテル 京都は、どのような戦略で集客を図るのか。記者発表会に参加し、風間淳社長と同ホテルの総支配人 坂田玲子氏に聞いた。
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