音声ファイルも一瞬で要約! NotebookLMで情報収集が10倍速になる3つの使い方:その悩み、生成AIが解決(2/2 ページ)
Googleの「NotebookLM」は資料を集約・整理するといった用途では以前から人気の高いツールだが、最近は機能が大きく進化し、活用の幅が広がっている。便利な3つのユースケースと、効率的に情報を集約するためのコツを紹介する。
資格勉強などに効果大 ポッドキャストのように使える「音声概要」機能
2025年4月から日本語でも利用可能になった「音声概要」は、追加したソースの内容に基づいてポッドキャスト番組風の音声を自動生成できる機能だ。移動中や他の作業をしている間に「ながら聞き」ができるので、仕事で必要な情報収集や資格試験の勉強など、情報のインプットでぜひ活用したい。
こういったユースケースの場合、そもそもソースになり得る情報が手元に揃(そろ)っていないことも多いだろう。そういった場合に便利なのが、Webで情報を検索してそのままソースとして追加できる「ソースを探す」機能だ。
ソース欄の「検索」ボタンをクリックするとポップアップされるウィンドウ内に、どんな情報を必要としているかをテキストで入力して送信すれば、目的に合ったWebページが提案される。追加したいものにチェックを入れて、一括でソースに追加できる。
ソースが揃ったら、右上の「音声概要」カラムの「生成」をクリック。その際に「カスタマイズ」から指示を加えることで、内容を調整することも可能だ。音声の生成までに数分かかるので、時間があるときに操作しておくとよい。
再生には、NotebookLMのモバイルアプリが便利だ。インターフェイスが音声概要の再生に最適化されているので、ポッドキャストのような感覚で利用できる。
音声を端末にダウンロードしてオフライン再生することも可能なので、移動中の電車の中で聞きたい場合にもストレスなく利用できる。
NotebookLMの定番の活用法
NotebookLMの定番の活用法は、資料をストックして自分専用のナレッジを作成するものだろう。蓄積される情報が増えるほど利便性は上がる。ただし、NotebookLMではソースの形式に制約があり、書類はPDFやGoogle ドキュメント、Google スライドの形式でないと追加できず少々面倒だ。
そこで実施したい一工夫が、Google ドライブの設定にある「アップロードしたファイルをGoogle ドキュメント エディタ形式に変換する」の項目だ。これをオンにしておけば、ファイルをアップロードした時点で変換が完了するので、スムーズにNotebookLMに追加できる。
Webページをソースとして追加する際は、Chrome拡張機能「NotebookLM Web Importer」が便利だ。表示中のページを数回のクリックでNotebookLMに追加できる。
NotebookLMは、幅広い場面で役立つ情報管理プラットフォームへと進化している。情報収集のスピードを上げ、貴重な時間を有効活用するためにぜひ活用したい。
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