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名刺交換を無駄にせず、ビジネス機会につなげるには? Sansanの「Eight」が新機能発表

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 Sansanは名刺アプリ「Eight」で、紙の名刺を取り込むだけで自身のデジタル名刺を相手のメールアドレス宛に送信できる機能を実装する。

 このサービスは同社の営業DXサービス「Sansan」で先んじて5月に提供しており、Eightでの機能追加で、デジタル名刺の文化をより広めていきたい狙いだ。

名刺交換を無駄にしない ビジネス機会につなげるには?

 Eightアプリで紙の名刺を撮影するだけで、自身のデジタル名刺を相手のメールアドレス宛に送信できる。

 名刺撮影後に表示される「相手にデジタル名刺をメールで送る」ボタンを押すだけで、簡単に送信が可能。メールには、企業名・氏名・役職・電話番号・メールアドレスなど、紙の名刺と同様の情報を記載している。

 メールを受け取った側は、必要なときにメールボックスからすぐ連絡先を確認することができるため、紙の名刺を確認しながらメールアドレスを手入力する手間が省け、転記ミスの防止にもつながる。また、名刺交換をした時期が履歴として残るほか、社内の関係者への共有もスムーズになるという。


デジタル名刺機能のイメージ(プレスリリースより、以下同)

 Eightはこれまで、アプリ上での名刺交換や名刺のQRコード化など、紙に頼らない「デジタル名刺」の利用を推進するべく、さまざまなサービスを提供してきた。

 しかし、日本ではやはり紙の名刺交換文化が根強い。せっかく交換した名刺をビジネス機会につなげていくためには、紙の名刺交換をベースにしつつもデジタル上で管理できる仕組みの提供が重要だと考えた。


デジタル名刺機能のイメージ(プレスリリースより、以下同)

 同社はこのデジタル名刺というシンプルな機能に、強い期待を寄せている。5月26日に公開したSansan事業部 小川泰正事業部長へのインタビューでは、複雑な機能を提供するのではなく、シンプルな価値から段階的に発展させ、確実に市場に浸透させていくという同社特有の考え方が語られた(参考:Sansan“超シンプルな新機能”で再攻勢 ターゲットは「名刺のお礼」送りきれない営業)。Sansanがデジタル名刺の文化をどこまで広げられるか、今後の動向にも注目したい。

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