“儲かる飲食店”は何が違う? レストラン経営の数字と現実:『レストランビジネス』(4/4 ページ)
レストラン経営には多くのコストと工夫が伴う。開業に必要な資金や手続き、売上構造、利益を左右するFL比率、立地選びのポイントまで、飲食店のリアルな実態を数字とともに解説する。
人気があるのは路面店
人気があるのは路面店です。賃料は高いですが、認知度が上がりやすく、ウォークインも期待できます。看板や装飾の効果が大きく、通行量が多ければ集客に寄与します。
空中店舗や地下店舗は賃料が比較的安い代わりに、視認性が低く集客が難しいとされています。騒音や通行人の目が気になりにくいので、落ち着いた雰囲気をつくりやすく、高さやロケーションによっては眺望がウリとなりますが、エレベーターや階段が必要なため、誘導にも工夫が必要です。
レストランを開業するには、一般的に1000万〜1500万円が必要とされています。
著者プロフィール:東龍
グルメジャーナリスト。1976年台湾生まれ、日本国籍。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。テレビで活躍したあと、ジャーナリストに転向して取材に注力。『All About』のブッフェ・フレンチのガイドに就任し、『Yahoo!ニュース』『Safari Online』『食べログマガジン』『現代ビジネス』『東洋経済オンライン』『プレジデントオンライン』や共同通信社など、数多くの媒体で執筆する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。真摯で丁寧な筆致が好評を博し、オンライン記事は延べ1億ページビューを超える。料理コンクールの審査員やエグゼクティブへの講演、ホテルや大手外食企業のプロデュース、コンサルティングの実績も多数。レストランとゲストの立場を客観的に理解する者として、両者の架け橋となるべく、活動を続ける。
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