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止まらぬ食品値上げ 7月は2105品目が対象に(1/2 ページ)
食品メーカー195社で7月に2105品目が値上げ。調味料や菓子、米飯製品が軒並み対象となり、平均値上げ率は15%。複合的なコスト増が直撃し、値上げラッシュ再燃の兆しが濃くなっている。
帝国データバンクがまとめた2025年7月以降の「食品の値上げ動向と展望・見通し」によると、主要な食品メーカー195社における同年7月の飲食料品値上げは合計2105品目となり、単月としては3カ月ぶりに2000品目を突破した。今月中にも、年間で2万品目に達する可能性がある。
家庭用を中心とした7月の飲食料品値上げは2105品目で、1回当たりの平均値上げ率は15%だった。前年同月(418品目)と比べて1687品目、403.6%増と急増し、単月としては3カ月ぶりに2000品目の大台を超えた。また、1月以降7カ月連続で前年同月を上回っており、連続増加期間としては2022年の統計開始以降で最長を更新した。
2025年7月の値上げ品目を分野別に見ると、「調味料」(1445品目)が最多となり、カレールウやだし製品などが目立った。「菓子」(196品目)は、3月以来4カ月ぶりに100品目を上回り、一部では内容量変更を伴う値上げも確認された。「加工食品」(117品目)では、コメ価格の高騰が影響した米飯製品や、パスタソースなどの値上げが目立つ。2025年の飲食料品値上げの勢いは、前年と比べてもなお強い状況が続いている。
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