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無断キャンセルは業務妨害? 飲食店が受ける深刻な“ノーショー被害”:『レストランビジネス』(1/3 ページ)
飲食店を悩ませる「ドタキャン」や「ノーショー(無断キャンセル)」。経済産業省の試算では、業界全体の損害は年間2000億円に上る。予約は契約という意識の希薄さが背景にあり、今こそ利用者の意識改革が求められている。
この記事は『レストランビジネス』(東龍/クロスメディア・パブリッシング)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。
飲食店はドタキャン(直前キャンセル)とノーショー(No Show=無断キャンセル)によって大きな被害を受けています。2018年11月1日に経済産業省が発表した「No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート」によると、ノーショーが飲食業界に与える損害は、年間2000億円にも上るとされています。
レストランは来客人数を想定して準備をします。コースや料理を予約したゲストがノーショーすれば、用意した食材や料理が無駄になります。客入りを予測してスタッフのシフトを組むので、キャンセルがあれば、スタッフが余ります。
ドタキャンがあっても、運よく直前に予約が入ったり、ウォークインのゲストが訪れたりすることもあります。しかし、同じものをオーダーしなければ、用意していた食材や料理が無駄になります。
キャンセルされた予約があったせいで、本来は受けられていたはずの予約が受けられなくなるので、売上機会も損失します。ノーショーではゲストが遅刻する可能性も考慮して、15分から30分くらいは様子を見るので、ドタキャンよりも売上機会を逸する確率が高くなります。
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