「この上司にはもうついていけない」――NECエリート幹部が部下の声に絶望……それでも変われた“5つの当たり前の行動”(1/4 ページ)
NECの上坂利文氏は「有能だが人がついてこない管理職」と評価され、一度は絶望の淵に立たされた。そこからビジネスコーチングに出会い、マネジメントスタイルを根本から変革。組織を導く「真のリーダー」へと変貌を遂げた軌跡を追う。
「有能だが、部下がついてこない」――。日本電気(NEC)のコーポレートIT戦略部門長である上坂利文氏はかつて、社内でそんな評価を受けていたという。業績評価の指標は全て達成し、成果を出してきた自負があったものの、上層部からは「お前にピープルマネジメントは任せられない」という厳しい現実を突きつけられた。
さらに、部下からの「生の声」を知り、激しく絶望し、一度は「会社を辞めようか」とまで思ったと振り返る。しかし、上坂氏はビジネスコーチングと出会い、そのマネジメントスタイルを劇的に変革させたという。ビジネスコーチ社(東京都港区)が開催した勉強会から、上坂氏の「実体験」を紹介する。
今、注目される「ビジネスコーチング」とは?
本題に入る前に、まず「ビジネスコーチング」とは何か、そして上坂氏が変革のパートナーに選んだ「ビジネスコーチ社」について簡単に説明しておきたい。
近年、「人的資本経営」というキーワードが注目を集める中で、企業におけるコーチングへの関心も急速に高まっている。コーチングとは、一般的に「対話によって相手の気付きや行動変容を促し、目標達成を支援する」ことを指す。馬車が現在地から目的地へ人を運ぶように、コーチングはクライアントの「現在地」と「目的地」のギャップを対話によって解決していくものだと例えられる。
コンサルティングが専門的知見によって解決策を提示するのに対し、ビジネスコーチングは、クライアント自身が主体的に考え、解決策を見つけ、行動を起こすことを促す点に大きな違いがある。
上坂氏をコーチングによって支援したビジネスコーチ社は2005年創業、2022年10月に東京証券取引所グロース市場に上場したベンチャー企業だ。人材育成・組織開発事業を手掛け、これまでに500社を超える企業を支援してきた。同社は特に「1対1コーチング」に強みを持ち、経営者や経営幹部に対するエグゼクティブコーチング、管理職への「1対N」コーチングなどを手掛けている。
副社長の橋場剛氏は、創業メンバーの一人として20年間ビジネスコーチングに携わり、コーチングセッション・研修実績は300社以上、延べ10万人以上、累計1万時間を超える。
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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