インタビュー
ゼンリン「有人離島カード」がまさかの即完売 推しは“人口9人以下”の島?(4/5 ページ)
地図会社のゼンリンが「有人離島」をテーマにしたトレーディングカードを発売した。レア度は人口で決まり、オンライン限定のコンプリートBOXは即日完売。推し活や聖地巡礼にも発展し、離島の新たな楽しみ方として話題を呼んでいる。
コンプリートBOXは即日完売
発売から1週間がたち、売れ行きは好調だ。ゼンリンの公式Xアカウントで開封動画を投稿したところ、同社の強みを生かした商品として話題を呼んだ。
具体的な数字は非公表だが、オンライン限定で販売した全70種のコンプリートBOX(5500円)は、発売日に完売した。
コンプリートBOX完売後には、全種類をそろえたいという顧客が単品を10個購入するケースもある。トレカならではの開封を楽しむ購入者や、自分が知っている島が入っていることを喜ぶ声も寄せられている。
また、実際にカードの島を訪問するユーザーも現れた。長崎の壱岐島を訪れた様子を、カードと一緒に撮影してSNSに投稿するなど、聖地巡礼のような楽しみ方をしている。こうした反応は、ゼンリンが期待していたものだ。「思い描いていた理想的な楽しみ方を実践してくれている」(高橋さん)
好調な売れ行きを受け、同社は完売したコンプリートBOXの再販も検討している。
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