インタビュー
なぜローソンのクレーンゲームが増えているのか 3年で852店舗、なるほどの理由(2/5 ページ)
ローソンの店内クレーンゲームが好調だ。2022年に京都の店舗から始まった取り組みは、3年で852店舗に拡大し、売り上げは目標比150%を達成。観光地や地方での集客効果も高く、ついで買い促進にもつながっている。
インバウンドが多い観光地が好調
ローソンのクレーンゲームは、店内の空いたスペースを使って設置している。既存の商品棚を撤去したり、売り場を狭めたりする必要はない。筐体(きょうたい)はアミューズメント事業のタイトー製で、景品の補充やメンテナンスも基本的にタイトーが担当する。
プレイ料金は全国一律で1回100円。1台に4本のクレーンがあり、標準で2台を設置して合計8種類の景品を展開する。
設置は、店舗側から希望を募り、立地などを選定したうえで進めている。店舗側には運営における追加のコストが発生しない仕組みとした。
リスクなしで新たな収益源を得られる点も、クレーンゲーム設置店舗が増えた要因の一つといえる。
当初から、「コンビニにクレーンゲームがある」という意外性が話題を呼んだ。2024年からの本格展開後は、身近なコンビニで気軽にゲームを楽しめる点が評価され、認知度が向上。設置店舗を拡大したこの1年間の売り上げは、目標比で150%となった。
中でも、観光地にある店舗での利用頻度が高い。特に外国人観光客が多いエリアが好調で、「マリオ」などの日本のキャラクターを使った景品が人気となっている。
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