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なぜローソンのクレーンゲームが増えているのか 3年で852店舗、なるほどの理由(3/5 ページ)

ローソンの店内クレーンゲームが好調だ。2022年に京都の店舗から始まった取り組みは、3年で852店舗に拡大し、売り上げは目標比150%を達成。観光地や地方での集客効果も高く、ついで買い促進にもつながっている。

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リピーター確保に向けて「オリジナル景品」も検討

 クレーンゲームの設置は、来店動機の創出にもつながったようだ。買い合わせ効果の詳細な分析は難しいと前置きしつつ、同社の広報担当者は「クレーンゲームを目的に来店した客が、買い物もしていくケースが多い」と説明する。

 コンビニ事業において重要な「ついで買い」を促す新たな要素として、クレーンゲームが機能していることがうかがえる。

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買い物の促進にもつながっている

 今後の課題は「ローソンらしさ」を展開していくことだ。現在は月1回のペースで景品を入れ替えているが、プライズメーカーが製造する一般的なアイテムが中心となっており、ゲームセンターで手に入るものと大きな違いがない。継続的な利用を促すためにも独自性を打ち出す必要がある。

 そこで、同社はオリジナル景品の導入も検討している。ローソンでしか入手できない限定景品を定期的に提供できれば、リピーターの確保につながり、継続的な集客効果が期待できるという考えだ。

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