ローソンの「2500〜3000円」車中泊、結果は? (1/4 ページ)
ローソンは千葉県7店舗で車中泊施設「RVパーク」の実証実験を開始した。24時間営業の強みを生かし、家族連れやペット連れの利用が好調。今後、問題点を確認しながら、新しいビジネスモデルとして成長させていく。
ローソンの新たな取り組みが話題となっている。コンビニ初の駐車場を活用した車中泊施設「RVパーク」だ。
約1年間の実証実験として、7月14日から千葉県内の店舗でスタートし、すでに週末を中心に想定を上回る利用率を記録している。なぜ、コンビニが車中泊サービスを始めたのか。
今回の取り組みは、ローソン、日本RV協会、貨幣処理機メーカーのグローリー(兵庫県姫路市)が連携して実施している。千葉県内の一宮東浪見店、御宿新町店、天津小湊店、富浦インター店、南房総岩井海岸店、富津湊店に、8月に館山山本店を加え、計7店舗で展開している。
実証実験のエリアに千葉県の房総半島を選んだ理由は、観光客が多く、車中泊ニーズが高いことだ。また、全ての対象店舗が24時間営業で駐車場に余裕があり、スーパー銭湯や公衆浴場が近接しているほか、民家からも離れているという立地条件も重視した。
ローソンのRVパークは専用サイトでの事前予約・決済制で、利用料金は1泊2500〜3000円。1店舗につき1日1台利用でき、チェックインは午後6時から、チェックアウトは翌午前9時まで。利用者には許可証、電源ドラム、店内トイレ、ゴミ袋1枚を提供している。
サービス開始の1週目は100%に近い予約率を記録した。2週目以降は落ち着いたものの、週末は依然として高い予約率を維持している。「想定していたよりも利用率は高い」と、ローソン新規サービス部の戸津茂人氏は語る。
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