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ローソンの「2500〜3000円」車中泊、結果は? (3/4 ページ)

ローソンは千葉県7店舗で車中泊施設「RVパーク」の実証実験を開始した。24時間営業の強みを生かし、家族連れやペット連れの利用が好調。今後、問題点を確認しながら、新しいビジネスモデルとして成長させていく。

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24時間有人営業と清潔設備で差別化

 一般的なRVパークと比べ、コンビニならではの強みは何か。戸津氏は「24時間営業で常に人がいるという安心感」を第一に挙げる。誰もいない場所では防犯面で不安もあるが、コンビニなら店員がいるため何かあったときに助けを求められる。

 清掃された室内トイレを使用できるほか、道の駅などでは自由に使えない電源も利用可能だ。また、ローソンは店舗で購入したもの以外のゴミも、ゴミ袋1袋までは回収する。「従来の車中泊ではゴミの処理に困ることが多い」という声に対応した。

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コンビニならではの強みを生かす

 一方、車中泊する人が増えるとともに、無断駐車や騒音などのマナー違反も問題として取り上げられている。ローソンでも懸念していたが、開始後の利用者のマナー面は非常に良好だという。「RVパークを利用される層は車中泊に慣れた人が多く、マナーを守って使っていただいている」と戸津氏は語る。

 例えば、夏場はエアコンを使うためにエンジンをかけっぱなしにする心配もあったが、ポータブルクーラーを持参する利用者が多いという。また、車外にテントを張ったり、焚火などの火気を使用したりする行為は禁止しており、純粋な車中泊として利用している。万が一マナー違反があった場合には、注意喚起を行うことも検討している。

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