関西初「ボーイング737MAX」操縦体験 週末予約ほぼ100%、人気の理由は?(1/4 ページ)
大阪・なんばにオープンした関西初「ボーイング737MAX」操縦体験ラウンジ。週末予約ほぼ100%で、旅行者やビジネスパーソンに人気だ。シミュレーターを設置することで、どんな狙いがあるのかというと……。
南海電鉄なんば駅近くに、飛行機操縦を体験できる「28LEFT TRAVELER'S LOUNGE(トゥーエイトレフト トラベラーズラウンジ。以下、28LEFT)」が6月25日にオープンした。本格的にパイロット気分を味わえるとして、週末を中心に予約が埋まるなど話題を呼んでいる。どのような施設なのか、取材した。
28LEFTが入るのは、ANAファシリティーズ(東京都中央区)が運営する9階建て複合ビル「ANAスカイコネクトなんば」(大阪市)の2階部分。
1階には、航空をテーマにした内装のタリーズコーヒーがある。3階と4階は空港のラウンジを思わせる雰囲気のシェアオフィス「ANA WORK CABIN」、5階から9階まではオフィスフロアとなっている。
28LEFTの運営は、神戸市で飛行機操縦体験施設「テクノバード」を手がけているトゥーエイトレフト(神戸市)が行う。南海電鉄で関西国際空港と直結する「なんば」という立地を生かし、旅行の出発前や帰着後に立ち寄る拠点として利用できるようにしている。代表の伊藤世一氏も「旅の始まりと終わりに立ち寄れる場所として考えている」と話す。
営業時間は午前10時〜午後10時まで。料金は1時間1500円からで、3時間利用や1日利用も可能とした。内装にはデニム繊維や再生素材を活用し、47席を用意した。
無料ドリンクやスナック、有料でアルコールやフードメニューも提供するほか、シャワー(45分1800円)や荷物預かり(1000円〜)など、旅行前後に必要なサービスをそろえている。
ANAのマイレージクラブ会員向けワークスペースサービス「ANA WORK POINT」とも連携し、ビジネス利用向けの環境も提供。ラウンジ内には旅行グッズを扱うショップもあり、アイマスクと機内で使えるボディミストが売れ筋だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「JALとANA」どこで違いが生まれたのか? コロナ禍を乗り越えた空の現在地
インバウンド需要が旺盛で、日本の観光業界が盛り上がりを見せています。では、航空会社の業績はどうなっているのでしょうか。JALとANAの決算をベースに分析したところ……。
「コンテナホテル」が郊外にどんどん増えて77店舗に 稼働率80%の理由は?
郊外のロードサイドに、コンテナを並べたビジネスホテルが続々と誕生している。2024年2月末時点で77店舗まで拡大し、稼働率は80%、リピート率は約40%にのぼるという。どんなホテルなのか。
1泊30万円の「橋泊」に参加する人は? 申込者が少なかった3つの理由
明石海峡の橋に泊まる――。「ん? どういうこと?」と思われたかもしれないが、橋の高さ47メートルのところにテントを張って、そこで泊まるツアーが話題を集めているのだ。参加者はどのくらい集まったのかというと……。
「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。



