2015年7月27日以前の記事
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「それ、パワハラです!」 部下に訴えられたら、上司のあなたがすべきことは?(2/5 ページ)

「ハラスメント・ハラスメント」とは、上司が部下に対して注意や指導を行った際、部下がそれを「注意・指導」と解さず、自身が「ハラスメントを受けている」と訴えることをいいます。

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〜とうとう堪忍袋の緒が切れて、怒ってしまったあなた〜

 先ほどの「ハラスメント相談窓口」からお呼びがかかったその1週間前、実は、こんなことがあったようです。

「何回言わせるんだよ!」

「教えたことは、メモを取って、わからなければ、自分で調べて!」

 なかなか仕事を覚えない部下に対して、あなたは、つい声を荒げてしまった……のです。

(背景)

 話題の部下であるRさんは、中途入社で配属されました。対するあなたは、教育係を任されたグループリーダーです。Rさんには、なるべく早く戦力になってほしくて、教育方針に沿って、マニュアルを見せながら丁寧に仕事を教えていました。

 他のメンバーもそうですが、この仕事は、1カ月もすれば独り立ちできる、比較的簡単な定型業務です。ところが、半年たっても、まだ、初歩的なことばかりを質問します。マニュアルに書いてある基本動作も全く習得できていません。ミスも連発します。

 こうなると、あなた自身が、部下の仕事の二重チェックに回らなければいけなくなり、自分の仕事量が増えます。指導記録を見ると、同じ説明はもう10回を超えています。本日とうとう11回目、我慢の限界で、出た言葉です。しかし、突然のことで、周囲もびっくりしていました。

どうすればよいでしょう

 今、あなたは、ハラスメントを疑われているわけですから、今までやってきたことを「段階的に」説明し、会社にハラスメントでないこと(注意・指導であること)の「理解を求める」必要があります。この説明の「段階性」を雑にしてはいけません。

 「ワタシ、一生懸命やったんです!」「おかしいですよ、こんなの!」これだけでは、ダメです。では、どのように説明すればよいのでしょう?

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