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上から目線で“ディスってくる”部下 トラブルを起こさないために、上司が伝えるべき言葉とは?(3/6 ページ)
秀才タイプな部下。能力が上であることを鼻にかけ、いつもディスってきます。
あなたの言動
パワハラ要素はありません。上司には、会社から業務を遂行するために指示を出すという業務命令権が与えられています。それには、実績や能力とは関係ありません。ここで「そういう上から目線を改めないと、これからも同じことを繰り返すよ」と諭しているのは、明らかに「業務上必要な」注意・指導の範疇(はんちゅう)といえるでしょう。
部下の言動
最近では、テクノロジーハラスメント(テクハラ:ITリテラシーを理由にした嫌がらせ)も多いようです。
- 知識が少ない上司を馬鹿にする
- 操作をわざと分かりにくく説明し、困らせる
- 過度に高度な技術を要求し、対応できないと責めるなど
これらは、職場全体の生産性を低下させるだけでなく、上司の権威を損なう原因となります。
深刻化する背景を探ってみましょう。経験年数は長くてもその領域の知識が乏しい上司が、実力が高い部下にパワハラを受ける環境があります。権限構造も曖昧(あいまい)になっていることから、良くない意味で関係性がフラット化し、優劣が逆転します。
上司は単に「偉い人」ではなくなりました(もちろん「社内的に裁量権を持つ人」ではありますが)。
どうすればよいでしょう
正面から戦わず、論点を変えます。「上司=部下より仕事ができなきゃいけない」わけではなく、上司は「組織を動かす責任」と「人を育てる役割」を担っているポジションであるという視点で言葉を組み立てます。
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