ニュース
アニメ制作市場、過去最高を更新 話題作が多い一方、続く「利益なき繁忙」:帝国データバンク調べ(1/2 ページ)
アニメ制作市場が好調に推移している。帝国データバンクが調査を実施した。
アニメ制作市場が好調に推移している。帝国データバンクが実施した調査によると、2024年の市場規模は3621億4200万円。前年を4.0%上回り、過去最高を更新した。連続クールで制作する大型アニメ作品、ヒット作品に関連する制作会社では売上高が大幅に増加し、市場規模を押し上げた。
拡大する市場規模の裏で、続く「利益なき繁忙」状態
2024年の制作会社1社当たり平均売上(収入)高は12億3200万円。コロナ禍による制作遅延などを背景に一旦は減少に転じたが、2021年以降4年連続で増加し、集計可能な2000年以降で最高を更新した。
損益面では66.41%が「黒字」という結果に(「増益」42.9%と「減益」22.3%の計)。「赤字」(33.9%)はコロナ禍以降の5年間では最少となった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「警備業」の倒産が過去最多ペース 業界の約9割が苦しむ要因とは
「警備業」の倒産件数が急増している。帝国データバンクが調査を実施した。
「宝飾店」の倒産が激減 好調の要因と迫る懸念とは?
「宝飾店」業界が好調に推移している。帝国データバンクが調査を実施した。
人手不足倒産、2年連続で過去最多更新 特に深刻な業種は?
従業員の退職や採用難、人件費高騰などを原因とする「人手不足倒産」が増加している。帝国データバンクが調査を実施した。
建設業の倒産、過去10年で最多ペース 通年で2000件突破する可能性も
建設業の倒産が4年連続で増加している。帝国データバンクが調査を実施した。



