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なぜ、スズキが「カレー」を開発したのか 発売2日で5000食が示す意味(3/4 ページ)

自動車メーカーのスズキが社食メニューをベースに開発したレトルトカレー。発売2日で5000食を販売し、ブランド力と本格的な味わいで消費者の注目を集めている。

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スズキブランドが生んだ話題性

 レトルトカレーとして販売したところ、発売から2日で5000食を売り上げるなど話題を呼んだ。要因として、スズキのブランドイメージが大きく影響している。40年以上インドで事業を展開するスズキが手がけるカレーなら、という消費者の期待感が購買を後押ししたようだ。

 実際、SNS上では「スズキが出すカレーだから本格的なはず」といったコメントが多く寄せられ、自動車メーカーがカレーを販売するという意外性と、インド事業で培った信頼感がうまく重なった。

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意外性とブランドへの信頼感が重なった

 また、パッケージデザインに採用した車種のファンからの支持も高い。「ジムニー」の所有者が、キャンプ場でレトルトカレーを食べる様子をSNSに投稿するなど、ブランドへの愛着も購買を後押ししている様子がうかがえる。

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まとめ買いも目立つ

 ECサイトではリピート購入する人も目立つ。4種類のラインアップは特定の商品に人気が集中することなく、「まんべんなく売れている」とスズキの広報担当者は語る。隠し絵を完成させるために4種まとめ買いする消費者も多く、コレクション性の高いパッケージデザインが売り上げを押し上げている。

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