インタビュー
日清「完全メシ」累計5000万食を突破 担当者が明かす人気のヒミツ:海外展開も強化(6/6 ページ)
日清食品の「完全メシ」シリーズが好調だ。累計5000万食を突破し、2025年度は100億円規模の売り上げを見込むが、ヒットの要因は何だろうか。今後の戦略と合わせて日清食品の中村洋一氏に聞いた。
「社員食堂」や「外食・中食事業」の展開も強化
今後については、引き続き商品ラインアップの拡充やタッチポイントの拡大に取り組んでいくという。
具体的には、主力の“内食”商品である「完全メシ」に加え、コンビニやスーパーで販売している総菜や弁当などの“中食”への展開も強化する。さらに、企業の社員食堂への「完全メシ」メニュー導入サービスも進めている。
現在、日清食品の社員食堂で「完全メシ」のメニューを日替わりで提供しているが、他企業にも「完全メシ食堂」のサービス名で展開している。また、「完全メシ」が入った専用の冷凍ショーケースを社内に設置する「完全メシスタンド」というサービスも始めている。導入企業は増えており、ニーズの高さを感じているようだ。
2025年6月から米国や欧州でもテスト販売を開始するなど、海外展開も強化している。国内ではすでに「完全メシ」シリーズの認知率は50%を超えているが、海外での反響はまだ未知数。今後の展開に注目である。
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