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洋服の青山、Z世代狙う新業態 接客いらず、“勝手に採寸”できる店内に(1/2 ページ)

青山商事は10月3日、「洋服の青山」から、Z世代向けの新業態店舗「アオヤマプラス」をオープンした。デジタルコンテンツを活用し、若者世代が気軽に利用できる店舗を目指す。

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 「洋服の青山」を展開する青山商事は10月3日、Z世代向けの新業態店舗「AO+(アオヤマプラス)」の1号店を東京・高円寺にオープンした。写真を撮るだけで採寸できる端末など、デジタルコンテンツを店内10カ所に導入。スタッフが積極的に声をかけない接客で、若者世代が気軽に利用できる店舗を目指す。


新業態店舗「AO+(アオヤマプラス)」をオープン(編集部撮影、以下同)

デジタル活用で、セルフで買い物できるように

 スタッフに相談しなくても気軽に商品を選べるよう、10カ所にデジタルコンテンツを導入した。入口近くに設置されたタッチパネル式のサイネージによる「デジタル採寸」では、性別や年齢、身長、体重を入力し、正面・側面の写真を撮影するだけで、衣服のサイズを提案。肩幅やヒップなどをミリ単位で計測し、レシートに印刷して保存できる。


「デジタル採寸」

 別のサイネージ端末でできる「AIスタイル診断」では、業界・職種などのアンケートに回答し、顔写真を撮影すると、AIが顔タイプを分析し、相性の良いコーディネートを提案する。同社のWebサイト「みんなのシゴト服ずかん」と連携し、1万2000人以上のビジネスパーソンの着用傾向データを活用した。顔タイプの診断だけでなく、スーツの着用シーンに合わせた提案を行うことで、競合のアパレルとの差別化を図る。


タッチパネル式でおすすめ商品を知れる

 他にも、サイネージで商品情報やスタッフによるコーディネートなどを確認できる「AO+STYLING」を衣服コーナーごとに4カ所、試着室内または試着室の隣のタッチパネルで、在庫やカラーバリエーションなどを確認できる「AO+FITTING」を2カ所に導入した。

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