インタビュー
「チームラボ京都」が開業 50以上の没入型アートで、京都の駅前はどう変わる?(3/6 ページ)
京都駅から徒歩7分、住宅街の奥に国内最大級の体験型アート施設「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が開業した。光や音、香りに包まれ、50以上の日本未発表作品を五感で楽しめる没入型空間だ。
体ごと没入する世界
チームラボ京都では、体を使って楽しむアートも用意している。「運動の森」は「世界を体で認識し、立体的に考える」をコンセプトにした教育的プロジェクトで、複雑で立体的な空間の中を体を動かしながら探索できるようにした。
飛び跳ねられる球体の「あおむしハウスの高速回転跳ね球」や、空中に浮かぶ棒を渡って進む「イロトリドリのエアリアルクライミング」など、体を使って空間を体験する作品がそろう。
チームラボによれば、こうした体験を通じて空間認識能力が養われることは、イノベーションやクリエイティビティと関係があるという。つまり、体でアートを感じながら学ぶ場になっている。
「学ぶ!未来の遊園地」は、共創をテーマにした体験型の空間だ。ここでは、自分が描いた絵が動き出す「スケッチオーシャン」や、テーブルやスタンプを押すと世界が変わる「こびとが住まうテーブル」など、参加型の体験を通じて来場者の滞在時間や満足度を高める設計だ。
また、スケッチオーシャンで生まれた作品は、「スケッチファクトリー」(別料金)を通じて缶バッジやTシャツ、トートバッグに加工でき、来場者の持ち帰りを収益につなげる仕組みもある。
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