調査リポート
セキュリティリスクの実態調査 認知と行動のズレが浮き彫りに:NordVPN調べ(2/2 ページ)
ビジネスパーソン1000人を対象に実施した「ビジネスパーソンの無意識な行動に潜むセキュリティリスクに関する調査」。認知と行動のズレが浮き彫りになった。
公共Wi-Fi 「重要作業は避けつつも利用する」が25%弱
公共Wi-Fiの利用リスクについては、リスクを認識していると回答した人は51.1%と半数を超えた。内訳を見ると、「重要作業は避けつつも利用する」が24.3%、「メール確認や軽い業務を行う」が9.4%、「機密資料の確認・作成を行う」が7.2%となった。
自宅のWi-Fiルーターについては、「リスクがある」と認識している人は37.0%にとどまった。自宅のWi-Fiルーターの設定については、「SSIDや管理パスワードを初期設定のまま利用している」が21.6%、「設定内容が分からない/家族に任せている」が10.5%と、セキュリティが不十分な状態の人が見受けられた。
フィッシングメールによる情報漏洩リスクについて、リスクを認識している人は50.9%だった。また、不審なメールやリンクついて、実際に開いてしまったことがあると回答した人は9.8%にとどまった。
調査は9月12〜16日、直近1年で業務でPCを利用したIT専門職以外の契約・派遣、経営者・役員、自営業を含む20〜60代の1000人のビジネスパーソンを対象に、インターネットで実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AI競争は「Googleの圧勝」で終わるのか? Gemini 2.5 Proの衝撃
米国のテック系人気ユーチューバーの何人かが、こぞって「AI開発競争はGoogleが勝利した」という見出しの動画をアップしている。これでGoogleの勝利が決定したのかどうか分からないが、少なくともOpenAIの首位独走の時代は終わったのかもしれない。
「SaaSが終わる? 興味ない」 ラクス社長が語るAIの「真の脅威」
国内SaaS業界トップランナーのラクス。「SaaSが死ぬかどうかってそんなに興味ない」と明かす中村崇則社長が、本当に恐れているものとは何なのか。業界トップが明かすAI時代の生存戦略を聞いた。
大手で進む出社回帰 NECは「リモート可→チーム出社率40%」をどう実現したのか
大企業を中心に、コロナ禍でリモートワーク導入が大きく進み、一部では生産性の低下を指摘する声も出てきた。NECではどのように働き方の変革を進めているのか。同社カルチャー変革統括部の担当者に聞いた。
時価総額10兆円も視野 NEC社長に聞く「AIとセキュリティ」で目指す「次の5年」
NECは、自社の強みをいかにして社会課題に生かしていくのか。組織再編によって、何をどう変えていくのか。森田隆之社長に聞いた。
「NECのイベント」に富士通社員も登壇 オープンイノベーションに本腰を入れたワケ
NECが、オープンイノベーションに本腰を入れている。NEC Open Innovation Nightには富士通の社員も登壇。同社の取り組みの真意に迫る。
なぜ日立はDXブランドの“老舗”になれたのか? Lumada担当者が真相を明かす
連載「変革の旗手たち〜DXが描く未来像〜」では、各社のDXのキーマンに展望を聞いていく。初回は日立製作所。なぜ日立は2016年の段階で、ブランドを立ち上げられたのか。Lumadaの推進に関わる、デジタル事業開発統括本部の重田幸生さんと、Lumada戦略担当部長の江口智也さんに聞いた。
なぜ富士通「Uvance」は生まれたのか サステナビリティに注力する強みに迫る
DXブランドが乱立する中、DXだけでなくSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)も打ち出し、着実に成長してきたのが、富士通が2021年に立ち上げた「Fujitsu Uvance」だ。なぜSXを掲げ続けているのか。ユーバンスの事業戦略責任者に聞いた。
NEC「ブルーステラ」誕生の舞台裏 コンサル人材を自社で育成する強みとは?
NECが5月、新たなDXブランドとして価値創造モデル「BluStellar」(ブルーステラ)を立ち上げた。なぜ新たにブランドを設立したのか。その強みは? NECマーケティング&アライアンス推進部門長の帯刀繭子さんに聞いた。


