インタビュー
「たけのこの里」3倍で登場 きのこの山はどうなる? 明治に聞いた:大容量パウチ(1/3 ページ)
明治の人気菓子「たけのこの里」に、通常版の約3倍の大容量パウチが登場した。SNSでも話題となる中、ファンからは「きのこの山はどうなる?」の声も。明治の担当者に今後の展開を聞いたところ……。
きのこ派か、たけのこ派か――。長らく「どっち派論争」が続いている明治の「きのこの山」と「たけのこの里」。そんな中、同社は「たけのこの里シンプル包装大容量パウチ」(以下:たけのこの里大容量、店頭価格851円前後、通常版284円前後)を9月30日に発売した。
たけのこ派を中心に話題となっているが、きのこの山バージョンの発売予定はあるのか。
たけのこの里大容量は、通常版の約3倍となる80粒入りで販売している。明治の広報担当者は「満足いただくためマックスの量が入るように設計し、生産設備の上限まで詰め込んだ」と説明する。
たけのこの里には、以前から大容量商品への要望が多数寄せられており、同社は「もっとたくさん食べたい」「頻繁に買い足す手間を省きたい」といった声に応える形で開発した。
食べたいときに食べたい分だけ食べるという消費スタイルを提案するため、チャック付きパウチを採用。販売数の詳細は非公開だが、「売れ行きは好調で、当初の想定を上回っている」(同)という。
想定以上の反響の背景には、大容量による満足感や、買い足す手間を省ける利便性があるようだ。発売後のSNSでは「見かけたら絶対に買う」といった声が相次ぎ、Xのある投稿投稿は、閲覧数(インプレッション)が2700万回を超えるなど話題になった。
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