インタビュー
「たけのこの里」3倍で登場 きのこの山はどうなる? 明治に聞いた:大容量パウチ(2/3 ページ)
明治の人気菓子「たけのこの里」に、通常版の約3倍の大容量パウチが登場した。SNSでも話題となる中、ファンからは「きのこの山はどうなる?」の声も。明治の担当者に今後の展開を聞いたところ……。
まとめ買い需要を狙う
たけのこの里大容量は、全国のスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなどで販売している。食料品をまとめ買いする人が多い量販店では、大容量商品との相性が良い。これも販売好調を支える要因のひとつといえそうだ。
たけのこの里大容量は、明治が2024年から始めた「シンプル包装シリーズ」のひとつ。同シリーズには「アーモンドチョコレート」「アポロ」「明治ミルクチョコレートミニキューブ」なども含まれる。いずれも同社の定番商品だ。
ロングセラー商品は安定した需要があることから、大容量化も市場に受け入れられやすい。まさに定番の強みを生かした戦略といえる。また、シンプル包装にはプラスチック使用量を減らすという環境配慮の狙いもある。「環境負荷の低減と顧客ニーズの両立を目指して、このシリーズを立ち上げた」(広報担当者)という。
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