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「声の権利」を守れ NTT西、音声AI事業で狙う1000億円市場 別所哲也、花江夏樹などパートナーに(2/2 ページ)

NTT西日本が、声優・俳優の権利を守るAI音声事業「VOICENCE」を開始。フェイク音声対策と正規ライセンス市場の整備で、声の価値を未来へつなぐ1000億円市場を目指す。

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俳優・声優らと連携し「声の経済圏」創出へ

 VOICENCEは、コンテンツ制作におけるライツマネジメントと企画制作を担う「声のコンテンツプロデュース事業」を展開する。実演家への正当なライセンス料の支払いを可能にする「声の循環」を生み出し、企業やファンが安心してAI音声を活用し、享受できる環境を提供する。

 すでに俳優の別所哲也氏、声優の春日望氏、花江夏樹氏をはじめとする実演家やバーチャルタレントのKizunaAI、大手プロダクションとの連携が始まっており、今後はトイホビー、ツーリズム、教育などの幅広い領域で活用を広げる方針だ。

 特に、多言語合成技術を活用し、日本のコンテンツを六カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語)で展開するなど、海外市場の開拓も積極的に進める。

 NTT西日本は、VOICENCE事業を5年後に単年度売上100億円、10年後にはNTTグループ全体で1000億円規模のビジネスに成長させることを目標を掲げ、日本のコンテンツ産業の成長を牽引する「声のインフラ」を目指すとしている。


将来的には1000億円規模のビジネスへ成長させるとしている

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