「ケンタ、ミスド、スタバ」福袋の中身は? 年末年始の売上拡大狙う(3/3 ページ)
年末年始に向け、ケンタッキー、ミスタードーナツ、スターバックスが2026年福袋を発売する。各社は限定グッズや引換券、抽選特典などで顧客の囲い込みを狙い、年末年始の売上拡大を目指す。
スタバはオンライン限定で抽選販売
スターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)は、2026年の福袋をオンライン限定で抽選販売する。今回も店頭販売は行わず、11月4日から抽選エントリーを開始する。
内容は、持ち手の長さが自由に調整できるトートバッグに加え、福袋限定ステンレスボトル、グッズ3点、コーヒー豆250グラム、店舗で利用できるコーヒー豆チケット、ドリンクチケット7枚、フードトライアルチケット6枚が含まれる。
加えて、グレーの特別仕様ステンレスタンブラーも計1000個用意する。価格は送料込みで8800円。
コーヒー豆チケットは2000円までの商品1点と引き換え可能で、ドリンクチケットは1枚でドリンク1杯と交換できるようにした。店内利用の場合は最大700円、持ち帰りでは687円までとなる。
フードトライアルチケットは、1枚でフード1個を割引価格で購入できるようにした。店内利用時は100円引き、持ち帰りでは98円引きとなっており、顧客にお得感を提供することで来店誘導や購買促進を図る。
SNSでは「トートバッグほしい」「トートバッグ、今までとちょっと形も違って良い」「今年こそ当てたい」と、バッグに注目するファンの声が多く見られる。
抽選販売の受け付けは、11月4〜14日までWebで対応する。当選者には11月25日にメールにて通知。12月2日までに購入手続きを完了した人に、2026年1月1〜7日にかけて配送する予定だ。
2025年の福袋もオンラインのみで抽選販売を実施し、丸みのある帆布素材のトートバッグに同様のラインアップを同価格で提供していた。
ここ数年、外食チェーン各社は趣向を凝らした福袋を展開している。物価高が続く中、顧客が求めるお得感の訴求がポイントとなる。2026年も、ユニークな商品やコラボ企画など、話題性のある展開が期待される。
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