セブンが提案する“平日クリスマス”とは? 「決して不利ではない」戦略の中身(1/2 ページ)
セブン‐イレブン・ジャパンは、2025年のクリスマス商戦に向けて約50品の限定商品を展開する。平日となる今年のクリスマスに合わせ、仕事帰りでも手軽に“全てそろう”利便性を訴求する。
セブン‐イレブン・ジャパンは11月5日、クリスマス商品のラインアップを発表した。2025年はケーキやオードブル、クリスマスチキン、ワインなど約50商品を用意。今年はクリスマスが平日となることから、「仕事帰りに全てがそろう利便性」をアピールする。
クリスマスケーキは、発売29年目を迎える「クリスマスかまくら」(5号、3218円)をリニューアルして販売する。クリームやスポンジ生地などを改良し、よりとろける食感に仕立てた。2024年には、セブンのケーキ販売数約100万個のうち2割を占めた人気商品だ。
また、少人数向けの3号サイズの「ミニホールケーキ」は、前年より5商品増やした計13品を展開する。食べきりサイズの需要が高まっていることや、アフタヌーンティーのトレンドなどから小さめのケーキの需要は今後も拡大すると見込む。
定番商品の「ななチキ」は、クリスマス期間限定で「スペシャルななチキ(骨付き)」(380円)を販売する。スパイスの増量や衣を見直し、2024年よりも食感やくちどけを向上させたという。
セブンプレミアムからは、数量限定の冷凍ピザ「セブンプレミアム トマト&バジルピッツァ」(768円)を販売。通常販売している「金のピザ」シリーズより一回り大きいサイズとなる。
この他、2024年に好評だった「カップデリ スペシャル2025」(3000円)も用意する。通常の「カップデリ」シリーズは年間販売数が約3億個に上る商品で、今回はクリスマス向けにアレンジした総菜9品を盛り合わせた。
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